"Really"がうまく言えない

セルフラーニング英会話

実際の生活上で使えるフレーズや発音、個人練習の方法やコツなどを紹介

"Whereabouts"って聞いたことありますか?

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少し堅い言葉ではありますが、「(人や物の)居場所や行方」という意味で使われる "whereabouts"。一応知っておくと出てきた時に「え?どういう意味?」と戸惑わなくて済むので覚えておきましょうね。

例文としては、

"Tell me honestly if you know anything about his whereabouts." 
「もし彼の居所に関して何か知ってたら正直に教えなさい」

"I went to the police to inform on her whereabouts." 
「彼女の行方に関して情報提供するために警察に行った」

とかこんな感じです。

そうそう誰かの居所を問いただされることもないとは思いますが(笑)、知っておいて損はない単語ですね。

 

どっちも「〜まで」じゃないの!? 実は違う "until" と "by" の意味

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確かに、どっちも「〜まで」という意味

実際この違いは高校の英語で習っているはずなのですが、みなさん受験が終わると大体きれいに忘れてしまっています。それは別にいいんですが、これは意外と会話に頻出なので、ちゃんと復習して使い分けられるようになっておきたいですね。

とりあえず例文を見て一気に思い出してみましょう。

"Can you stay here and take care of my daughter *until* I come back around 4pm?"
「私が4時頃に戻ってくるまでここにいて娘の世話をしていてくれる?」

"I'll be in the office until the board meeting is done." 
「取締役会が終わるまで私はオフィスにいます」

"She should be able to submit her report by tomorrow morning"
「彼女は明日の朝までにレポートを提出できるはずだ」 

"Do you think you can come to the book store by 11am?"
「11時までにその本屋に来れると思う?」 

さて、どうでしょうか。違いを思い出しましたか?

"until" は「〜まで(ずっと)」という継続する「まで」です。一方で "by" は「〜までに」という期限の「まで」ですね。

一旦思い出せば単純だと思いますが、会話の中でとっさに言おうとすると「どっちだっっけ?」となることがあるので、今一度復習しておきましょう。

 

 

英語で注文するには何て言うべき?4つの便利な決まり文句

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指差しで何とかなるのは事実

つい昨日、友人がニューヨークに発ちました。
彼は約10年続けた仕事を辞め、ニューヨークにある日系IT企業でのインターンプログラムに申し込み、1年半そこで働くために渡米したわけですが、その前夜の彼の壮行会で彼に「英語で注文くらいはできるようになったの?」と聞いたところ、

「メニューを指差して、その後"Please"付けておけば大丈夫だろ?」

と言われました。そうですね、たしかに間違ってはないですね(笑)

注文の仕方はいくか覚えておきたい

とはいえ、ですよね(笑)

そんなわけで、今回はいくつかよく使う注文の仕方をご紹介しようと思います。ただ、どういう状況(レストラン)だとどれを使うべきかとか、その辺はそこまで細かく考えずに、どれも一通り言えるようになっておきましょう。

いくつか例文を用意してみました。

"Can I get (have) a large hot latte?"
「Lサイズのホットラテください」

Can を Could に変えて丁寧な言い方にすることもできますが、ファーストフード店で注文するときにそこまでやる必要はないと思います。(ただ、丁寧に言うことで誰かに迷惑をかけることもないので、どちらでも良いです笑)

"I'd like two cheese burgers, medium French fries, and a small coke."
「チーズバーガー2つと、Mサイズのフライドポテトと、Sサイズのコーラください」

こんな感じで丁寧に言うこともできます。さらには、

"I'll have this Sukiyaki lunch combo."

「このすき焼きランチセットをください」

という感じで "I will have....." を使った注文の仕方もあります。それをもう少しカジュアルにしたバージョンで、下記のような言い方もあります。かなり日常的に耳にする言い方ですね。

"I'm gonna (going to) have a caesar salad and a diet coke."
「シーザーサラダとダイエットコークをもらうわ」

ちなみに、この "gonna" の発音ですが、「ガナ」と「ゴナ」の中間のような音です(リンク先のweblioで聞いてみてください)。これは注文に限らず、日常非常によく使うので、覚えておいて使ってみましょう!

だいたい大きく分けてこれらの4パターンを覚えておけば、基本どこに行っても問題なく注文できると思います。4つも覚えるのが難しい、という場合は、最初の例の頼み方のみをひたすら使い続けても全然OKです。

そして、この後に向こうから訊かれる定番のセリフとして、日本語の「店内で食べていきますか?持ち帰りですか?」というのがあると思いますが、英語でも決まり文句がありまして、

"For here or to go?" 
「ここで食べていくの?それとも持ち帰り?」

と言うのですが、これを知らないと最初は何を訊かれているのかわからなくて、よく"Yes"とか答えてしまって向こうが困惑するいうことがあります(笑)ちなみに、適切な応答としては、 

店内で食べていく:"(It's) for here" 
持ち帰る:"(It's) to go" 

のどちらかとなります。言われた選択肢のどちらかをそのまま言うだけなのでそう難しくはないですよね。

最初は注文するのが怖い 

慣れないうちはみんなそうだと思うのですが、自分の場合はちょっとトラウマになるレベルで注文が嫌いになりました(笑)

というのも、留学当初は相手の言っていることがわからない以上に、こちらが言っていることが向こうに伝わりません(汗)留学生同士は非ネイティブ同士として何とか通じたりするのですが、ネイティブ相手だと日本のカタカナ英語は思った以上に通じません。語学学校の先生などはそういう発音に慣れているので汲み取ってくれると思いますが、一歩外に出てリアルワールドのお店やスーパーなどで会話すると、いかに一般のネイティブスピーカーは日本語発音を理解してくれないということに気づくと思います。

マクドナルドのようなファーストフード店は特にこちらの言葉が通じず、かつあからさまに「は?英語喋ってる?」みたいな表情をされたりするので、こちらが客なのにかなりドギマギさせられます(苦笑)

自分の場合は、それがあまりにも衝撃的で、行くところ行くところでそういう対応を受けたために、しばらく注文できなくなりました。

みなさんはそんなことないように、上記の例を覚えておいてぜひ最初から使ってみてくださいね。

 

"W"発音は「ウ」では通じない?/日本人が苦手な発音 #3

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「ウーマン」の呪い

呪いとまで言うとちょっと大袈裟ですが、わたしたち日本人は義務教育の過程でずっと"woman" は「ウーマン」、"wood" は「ウッド」、"watch" は「ウオッチ」だと教わるので、カタカナの「ウ」の音のままに "W" を発音することが身に染み付いてしまったのですが、これが実際は結構違います。

ひとまずそれぞれ発音を聴いてみましょう。

いかがでしょうか。

全然「あいうえお」の「う」ではないですよね?あえてカタカナで書くのであれば、「ウ」と「ワ」の間のような音で、口をすぼめて状態から開くような感じで押し出します。 下記のサイトの"W"の発音も参考にしてみてください。

英語の発音と発音記号の一覧表

「W」が発音できることで英語のクオリティはグッと上がる

もちろん「W」ができればすべてよしと言っているわけではないのですが、「ウ」ではないということがちゃんとわかった上で「W」を練習してマスターすると、本ブログでも扱っているその他の日本人が苦手とする発音も体得していきやすいと思います。

まずはちゃんと「違う」ということを耳で認識し、口で体現する。すべてその繰り返しなので、うやむやにせずにしつこくしつこく練習していくことが重要です。

それにしても、本当に日本の英語教育の「カタカナ発音」の負の遺産がすごすぎて怒りすら覚えるわけですが、なんでしょうねこのやり場のない怒りは(笑)

 

「アース」という発音に明日はない -- "earth" の難しさ

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なんて美しいアース(地球).....思わずため息がこぼれそうですが、違う意味でため息がこぼれてしまうのが "earth"という単語の発音の難しさです(笑)

これも日本語にはない音なのでしょうがないですし、私たちは学校で「アース」とカタカナ発音で習うので、できなくて当然です。なので、これはできない前提で練習する必要があります。

さあ、毎回のことですが、Weblioのクイック再生ボタンを押して発音をチェックしてみてください。

ejje.weblio.jp

何度か聞いていればわかると思いますが、深く入っていく低い音ですよね。「アー」と能天気に出す音ではないことはわかると思います。

まったく同じ出だしで、その後に"L"音が入ってくる強敵がいるので、こっちも一緒に練習すると良いと思います。"early" です。

ejje.weblio.jp

これも最初はなかなか苦戦すると思います。思いますが、これも避けては通れない道。ぜひ果敢にトライしていきましょう。コツとしては、どちらも「ウー....」と苦しむような顔と声で練習すると言いやすいと思います(笑)

おまけとしては、これも同じです。

ejje.weblio.jp

最初の100回くらいで上手くできるなんて思わない

それが大切です(笑)そんな簡単にできたらみんな明日からネイティブレベルです。これはもう、しつこくしつこくやるしかないです。毎日100回言わなくてもいいと思います。ただ、長期間に渡って練習し続けないとダメです。それに、単語単体で発声するのと、センテンスの中で発声するのとでは難しさがまた変わってきますので、どちらも必要です。

例えば、"early" とだけ言うのと、"I came early" と言うのと今すぐいい比べてみてください。おそらく後者の方が言いづらいと思います。そういうことです。

実際の生活では、"early"だけ単体で口にすることはまずないと思います。単語は必ずセンテンスの中で発音されるわけですから、常日頃からセンテンスで言えるような練習も必要ということですね。

さあ、がんばって口ずさみましょう!

 

 

さらっと言ってみたいですね、"Besides the obvious, of course."

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"What is it that you are so crazy about her? Besides the obvious, of course."
「一体彼女の何にそんなに夢中になってんの?もちろん、外見以外にという意味だけど」

わりと失礼なセリフではありますが(笑)、この "Besides the obvious" はこのセットで覚えてしまうのが良いですね。"the obvious"が「見て明らかなこと」「当たり前のこと」なので、この例のように女性に使った場合は、外見の美しさやセクシーさなどを指すことになります。

他には例えば、

"Don't state the obvious." 
「わかりきったことを言わないで」

のような使い方もできますね。 ちなみに、obvious の発音がわりと難しいので、ぜひ Weblioでチェックして練習してみてください(※「クイック再生ボタン」を押せばネイティブの発音がすぐに確認できます)

ejje.weblio.jp

そして、"besides" ですが、「それ以外に」「それに加えて」という意味なので、上記の組み合わせでは「外見以外に」という意味になります。一点気をつけて欲しいのは、よくある間違いとして、"besides" と "beside" の混同があります。

とても似ているわけですが、後者の beside は「〜の横に(物理的に)」という意味なので、例えば、"The house is located beside the park." という場所の説明に使う言葉ですね。

そして、順番が逆になりましたが、"What is it that....?" の使い方も覚えておくと汎用性が高いので説明しておきます。

例えば上記の文章を下記のように書き換えることもできます。

What are you so crazy about her?  

この文章と何が違うの?と思うかもしれませんが、基本的に同じですね。違いは、"What is it that..." と言った方が、より that 以下の内容が強調されるということですね。ですので、今回の例では、「彼女の何がそんなにいいの!?(全然わからないんだけど)」のようなニュアンスになるということです。

他の例文としては、

"What is it that you want from me?" 
"What is it that you have been looking for so long?" 
"What is it that you don't like about her?" 

などなど、いくらでも書けそうですね。

この辺も便利な構文なのでぜひ使ってみてください。

 

"You are freaking me out!" ってどういう意味?

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アメリカの映画やドラマを観ているとよく耳にするスラングのひとつである "freak out"。 日本語には直訳しづらいニュアンスでもあるのですが、簡単に言えば「ひどく驚く」ということです。パニックに近い驚き方に使われることが多く、日本語なら「うおー!死ぬかと思った!」「マジでびっくりした!やめてよ本当に!」くらいの時に使います。

「え?じゃあ surprise とは何が違うの?」と思いますよね?大きな違いとしては、freak out の驚きはほぼ必ずネガティブな驚きです。良い意味で驚いた時や、日本語でよく言う「サプライズで誕生日祝いをした」というような時には freak out は絶対に使いません。頭がおかしくなるくらい驚くとかイライラさせられるとか、そういうニュアンスがこの freak out です。

なので、タイトルになっているセリフとしては、

"You are freaking me out." 
「本当にもう勘弁して!(死ぬほど怖いから、気持ち悪いから、パニックになりそうだから etc.)」

ということですね。

あとは他の例としては、

"I totally freaked out when I found out that she was dating someone else." 
「彼女が他の男とデートしてたと知った時は、本当にもうどうしようかと思ったよ」

"What he told me last night freaked me out." 
「昨夜彼が言ったことには死ぬほどびっくりした」

という感じにも使ったりできますね。

冒頭に書いたように、これはスラングなのでわりとフォーマルめなシチュエーションでは使ったりしませんし、仕事のやり取りやメールなどで使うこともありません。基本的には友達や気心知れた人たち同士の会話でよく使われる言葉ですね。

とてもこなれた表現でもあるので、こういうのをさりげなく使えるとナチュラルな英語を使ってる感が出てきますよね。