"Really"がうまく言えない

セルフラーニング英会話

実際の生活上で使えるフレーズや発音、個人練習の方法やコツなどを紹介

"So, don't take the following personally." と前置きをしておけば....

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前回のエントリーでも紹介しました、映画「最後の恋のはじめ方」から、もうひとつシーンをとってきたので紹介します。このシーンはたまたまYouTubeにもあったので、これを何度も観て練習に使ってもらえますね。(下に動画を埋め込んでおきます) 

以下が今回注目したいシーンのスクリプトです。

Sara: "Listen Chip. I understand the courage it takes to walk across the room and try to generate a relationship out of thin air. So, don't take the following personally."
サラ:「ちょっと聞いて、チップ。こんな雰囲気の中で唐突にやってきて話しかけるのって大変だ(勇気が必要)ってことはわかるの。だから、次に言うことは個人的にとらないでね」

Chip: "You have fantastic eyes...."
チップ:「とても素敵な瞳だね....」

Sara: "....Thanks. Try to listen. This is no reflection on you, but I'm not just interested."
サラ:....あ、ありがとう。いいから聞いて。あなたがどうってことじゃなくて、単純に今そういうことに興味がないのよ)   


Hitch - a part of movie 2

このシーンを観れば一目瞭然ですが、チップは明らかにKYな変人系ですよね(笑)一方で、サラはかなり早口で喋りますし、話し方や雰囲気も明らかにインテリジェントな空気を出しています。このサラを真似してこのセリフを繰り返し練習するのはとても練習になるので是非やってみてほしいのですが、おさえておきたいフレーズを分解しておきましょう。

"the courage it takes to....." 
to 以下のことのするために必要な courage(勇気)、という意味ですね。これはこのまま応用できて、
"the money it takes to build that house" 
"the time it takes to walk to the restaurant" 
などなど、この構文でいろいろ文章は作れます。

"try to generate a relationship"
こういう文脈で"generate"って使えるのかー、って思いますよね。少なくとも英語の教科書とか参考書には出てこない使い方です。こういうこなれた言い方をたくさんストックしていきたいわけですよね。しかも、発声してみればわかると思いますすが、この文章を早く言おうとすると舌がもつれます(笑)そう簡単には言えないですよ。

"out of thin air"
これは、「唐突に」「どこからともなく」「ないもないところから」みたいな意味で、要するにこのシーンでは別に知り合いでもなく誰かに紹介されてわけでもない初対面の女性に向かっていきなり声をかけることを指しているわけです。

"Don't take the following personally"
これは、"Don't take it personally" というお決まりのフレーズでよく使われます。「それ(itが指すことを)を個人的にとらないでね」という意味です。今回のケースでは、"the folloiwng" (次のこと = これから言うこと)を個人的にとらないでと言ってるわけですね。 

このシーンの後、ウィル・スミス演じる主役のヒッチが登場します。サラとの初対面シーンなのですが、カッコよく登場してカッコよく去っていきます。チップとまさに対照的とも言えるその姿が、サラには強く印象に残ったというシーンになっています。 

このシーンでは、サラが非常に表情豊かに、トーン豊かに、セリフを喋ってくれます。チップに対してちょっとイライラしてる感じとか、この感情豊かなシーンを何度も何度も真似て練習すると(身振り手振りもつけて)とても良い練習になりますよ!