「〜しないでおこう」という提案:"Let's not..." の使い方
日本人の英語の典型といえば "Let's 〜" の乱用ですが、なんでもかんでも "Let's" と言いたくなってしまうわけです。そのわりに、今回紹介する「〜しないでおこう」という反対の意味での "Let's" を見かけることはほとんどありませんが、実際の英会話ではわりと頻繁に使われるので、ぜひ覚えておきましょう。
"Let's not go into the details now."
(その詳細を話すのは今はやめておこう)
"Let's not invite him for the meeting."
(彼をそのミーティングに呼ぶのはやめておこう)
"Let's not dwell on what's already happened."
(もう起こってしまったことをくよくよ考えるのはやめよう)
こんな感じで使ったりするわけですが、もしかしたら「あれ?これって"Don't〜"とどう違うの?」と思ったかもいるかもしれませんが、明確な違いは、"Don't〜" は自分を「含まない」誰かに対して「〜やめなさい」という強い口調でいう場合です。
それに対して、"Let's" というのは "Let us" の略なので、自分自身を含みます。ですから、"Let's not + 動詞" というのは、自分自身を含む複数人に対して「〜するのをやめておこうよ」という提案をする場合に使う表現なわけです。
ぜひ覚えて使ってみましょう!