"Really"がうまく言えない

セルフラーニング英会話

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"I told you so" は常にネガティブな意味?その使い方と用例

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多くの人が一度は耳にしたことがあるであろうフレーズ、"I told you so"
意味も見たままで、「だから言ったでしょ」ということなわけですが、これを言う際のシチュエーションを考えてみてください。基本的にあまりハッピーな状況で使うことが多くないですよね。

大抵の場合、事前に忠告したのにそれを守らずに何かやって失敗し、その後に「だから言ったのに、、、」と言われるパターンですから、英語においても同じようにネガティブな意味で使われることが多いフレーズです。よく、"I" を省略して、"Told you" とか "Told you so" と言われたりもします。

とはいえ、ポジティブな意味で使えないわけではなくて、たとえばこんな例もあります。

A: "I did it! I managed to pass the final exam!"
 (やった!最終試験なんとか通ったよ!)
B: "Told you so. Congrats!"
 (だから言ったじゃん。おめでとう!)

これはどういうシチュエーションかと言うと、Aさんが最終試験に受かるかどうか不安でハラハラしてたときに、Bさんが「あれだけ勉強したんだし、Aは絶対受かるよ。大丈夫、いける!」と事前に言ったことを想像してください。そして、試験結果を受けて、「ほらね、大丈夫だったでしょ?」という意味で "Told you so" と言ってるわけですね。こういう場合にも使えるということです。

あとは、こんな夫婦の会話はどうでしょうか。

夫: "You have a strong sense of what is right and you’re not afraid to act on it. I admire you for that."
(君は何が正しいかということに対して鋭い感覚を持っているし、それに基づいて行動することを臆さない。すごいことだと思うよ)

妻: "You know what I admire you for? You always find a way to compliment me when you could say, `I told you so.`”
(私があなたのどんなところがすごいと思ってるか知ってる?あなたはどんな時でも私を褒めるポイントを見つけてくれるところよ。「だから言ったでしょ」で済ませてしまうことができるときでさえもね)

なんという夫婦でしょうか。こんなふうにお互いをリスペクトし言葉にして伝え合える夫婦は素敵ですよね。自分で書いていて会話自体にジーンとなってしまいました(笑)これは確か、米国人気ドラマ「デスパレートな妻たち」のワンシーンからとってきた会話です。

日本の夫婦間ではあまりこういう会話がされているイメージが湧かないですよね(笑)思っててもこういうことをなかなか伝え合えないのが伝統的な日本の夫婦イメージですよね、最近はずいぶん変わってきているとは思いますが。