"Really"がうまく言えない

セルフラーニング英会話

実際の生活上で使えるフレーズや発音、個人練習の方法やコツなどを紹介

コミュニケーションの基本 "60% is non-verbal."

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会話の60%は non-verbal(非言語)

今回は、個人的に英語教材としても純粋に映画としても大好きな「最後の恋のはじめ方」の冒頭のシーンで使われるセリフを使ってポイントを見ていきましょう。

"60% of all human communication is non-verbal. Body language. 30% is your tone. So, that means that 90% of what you are saying....ain't (is not) coming out of your mouth."

「人間のコミュニケーションの60%は言葉じゃなくて、ボディランゲージなんだよ。30%はトーン(どういう感情を込めて言っているか)。つまり、コミュニュケーションの90%は、口から出てくる言葉じゃないんだってこと」

シンプルですが、なかなか良いセリフですよね。 

映画で実際のシーンをぜひ観ていただきたいんですが、主演のウィル・スミスがこのセリフを言うとき、とてもよく感情がセリフに乗っています。まずはその「トーン」をコピーしましょう。

意味は簡単なのに発音を気にすると意外と難しい単語としては、

percent, non-verbal, language

があります。ぜひ Weblio などを活用して(※音声再生ボタンがあるので、それで発音をチェックできます)発音を耳に叩き込みながら練習してください。もちろんネイティブ講師とのレッスンが定期的にある人はその人に指導してもらうと良いでしょう。

カタカナ発音で「パーセント」や「ランゲージ」はわりと使われる単語だと思いますが、英語の発音ではかなり違います。

また、たくさん応用の効く言いまわしとしては、

what you are saying....

coming out of your mouth...

があります。

"you" は他の主語に、"saying" は他の動詞に変えて使い倒せます。しかもこれ全体として主部として機能するわけですから、単純に人を主語にして文章をつくることから、表現の幅として広がりを持てるようになるので大切です。

coming out of your mouth は最初なかなか言いにくいと思います。なめらかに言えるよういなるまでそれなりの練習を要するでしょう。気をつける点としては、of の「F」がありますよね。これは以前の「HとFの発音は明確に違う」というエントリーで紹介した通りです。そして、最後に「TH」音もあります。THに関してはまた後日紹介しようと思います。

とにかくコピーして繰り返す

この短いセリフを、実際のシーンも繰り返し観ながら、ウィル・スミスが言っているようなトーン(感情)も込めて、最低50回繰り返しましょう。それでも簡単には上手くならないと思います。細かいアルファベットの発音精度を上げようとすると、今度は全体が滑らかに喋れなくなると思います。その繰り返しなんですね。

とりあえず、毎日の隙間時間でこのセリフをひたすらぼそぼそ練習してみてください。少なくとも100回-200回はやった上で、ネイティブにチェックしてもらいどこができてないか、苦戦しているか、それはなぜなのか、どうやったら上達するか、指摘してもらいましょう。

この練習があってこそ、講師側でももっとどうすれば良くなるのか、を指導できるわけです。英会話にただ通い続けている人の多くは、レッスンとレッスンの間にほとんど個人練習をしないので、前回と次回でレベルが同じなんですね。練習の痕跡もへってくれもないので、どこに苦戦しているのか、逆にどこが伸びているのか、講師側でわからないわけです。

個人練習が鍵だというのは、そういうことです。