"Really"がうまく言えない

セルフラーニング英会話

実際の生活上で使えるフレーズや発音、個人練習の方法やコツなどを紹介

英会話学校に通うことで見落としがちな3つのこと

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最初に書いておくと、別に英会話学校の存在自体を否定しているわけではありません。英会話学校に行く目的も人それぞれだと思いますし、必ずしもみんなが英会話を上達させるためだけに通っているわけではないと思います。

そもそもその空間が好きだったり、一緒に学んでいる人たちとの交流やネットワークづくり、気分転換やその他諸々、英会話を上達させることなんて二の次という人たちもいくらでもいると思います。なので、上達しないのなら意味がない、とはもちろん言えないという前提があります。

その前提をふまえた上で、あえて英会話スキルを上達させるという目的に絞って今回は書きます。英会話学校に通うことの落とし穴というか、意外と気づかれていないデメリットについてですね。

1. 勉強している気になってしまう

これはもしかしたら最重要ポイントかもしれません。

特に、社会人で仕事をしながら英会話学校に通っているという人たちの多くは、かなりがんばってその時間を捻出していると思うんですね。仕事を早く切り上げて、宿題もなんとかやって、足繁く通うわけです。お金だけでなく、時間という意味でも結構な投資だと思うんです。

当然、投資をするのであれば、リターンも得たいですよね。ここで、時間という投資だけ考えてみると、例えば週2回、1レッスンにつき1時間だとすると、1ヶ月8時間、年間で96時間投資していることになります。かつ、宿題をする時間もありますから、実際はそれ以上の時間を英語を学習することに費やしていることになります。

もしこれが資格の勉強だったり、暗記するような勉強であれば、こういうコツコツ勉強は効果があると思いますし、日本人はそういう勉強も一般的に得意だと思います。

ただ、「英会話」という領域で考えるとどうなのか。ここがポイントです。

ここでちょっと視点を変えて、英語圏に留学しているケースを考えてみましょう。

朝8時に起きて23時寝るとすると、毎日15時間は起きて活動している時間があり、かつその時間のほとんどを英会話で過ごすことも可能です。そのうち仮に6時間はわりと集中して英語を話したり耳にしたりしているとすると、上記の96時間(1年間コツコツと英会話学校に通って英語を話した総時間数)という時間は、留学中の生活におけるたったの16日間に相当するということになります。

一般的に考えて、16日間で英語がグッと伸びるような人がいるでしょうか?

そうなんです、そもそもこの時間数では無理なんですよね。仮に3年間せっせと通ったとしても、留学における48日分です。2ヶ月にも満たない期間なわけですね。しかも、集中的に詰め込む2ヶ月間ならまだしも、1週間(24時間 x 7日間 = 168時間)のうちの2時間だけ英語に費やし、残りの時間はすべて日本語を話しているという環境では、余計に上達が難しいことがわかりますよね。

にもかかわらず、人は週に2度も英会話学校に通ってそれを1年も続けると、結構な勉強をした感覚はあると思うんです。実際に社会人がさぼらずに週2回通うのは大変なことです。僕もそういう状況であれば同じよう感じると思います。でも、現実に投資できた時間数というのは上述の通りなわけです。

というわけで、単純に英会話学校に通うだけでは英会話が上達しないというのは、ちゃんとそれを裏付ける理由があるわけです。ただ、ここで勘違いしていただきたくないのは、「英会話学校に通うことで英語会話力を上達させるのは無理」と言っているわけでは決してありません。もちろん可能です。単純に、「英会話学校に通って授業や宿題をこなすだけでは上達しない」ということ指摘したかったということです。

2. 受け身な勉強から抜け出せなくなる

これも英会話学校に通っているだけの場合の落とし穴ですが、毎回の授業で講師が授業内容を準備し、生徒たちに教え、宿題を出してくれる、ということを毎回やっているので、自分で学習方法を学んでいったり、自分にあったやり方を工夫したり、宿題以上のことをやろうという姿勢になりにくいということです。

日本人は、塾や予備校の負の遺産もあってか、授業を受け身で受けて言われることをひたすらやるということに慣れすぎてしまっていて、そもそも自分が練習の仕方を工夫したり考えて試行錯誤するということをしないですよね。

TOEICやTOEFLで高得点を取るための授業などであればみな必死に参考書も使って勉強しますし、受験の要領なので得意な人たちも多いと思いますが、英会話のように明確なスコアもなく誰も方程式とかを教えてくれるわけではない、かつひたすら地味な個人練習が必要な分野においては、なかなかアウトプットを出すのが難しいわけです。

まずは、ここを変えていく必要があります。これは、英会話学校という場をどう上手く活用するかという話でもあるので、次に詳細をお話していこうと思います。

3. 英会話は特訓の成果を実践する場

これはちょっとしたパラダイムシフトかもしれませんが、そもそも英会話学校の授業中に英会話を「学ぼう」とするのがよくないと僕は思っています。どういう意味かというと、英会話学校はあくまでも「練習の成果を発揮して英会話する場」だということです。その中で学ぶのではなく、自分で特訓してきたことを試す実戦の場ですよ、ということですね。

つまり、たとえば週1でレッスンを受けているのであれば、その前の6日間で自分で特訓してきた成果があるはずなのです。その前の週でできなかったことでもいいですし、新しく覚えたフレーズや、以前より上達した発音、ようやく自然に言えるようになってきたあるセンテンス.....なんでもいいわけですが、実戦で試すべきことをやってきた、という準備が必要です。

ここで、いかに自主練習が大切かという話になるわけですが、以前にエントリーで動画サービスなどを利用した自主練習の方法を紹介しているので、詳しくはそちらを参照していただければと思いますが、いかに自分自身で訓練できるか。誰か相手が必要な形の練習ではなく、個人練習です。というのも、国内では特にそうですが、常にずっと自分の横にいて英会話の相手をしてくれる練習相手がいるという状況はまずないですし、そもそも自分一人でとにかく繰り返し練習しなければいけないことが無数にあるので、ずっと誰かと話してれば勝手にレベルアップするということもでないと、僕は自身の経験からも思っています。

その個人特訓の積み上げこそが、英会話学校での時間を何十倍も有意義なものに変えてくれます。

sayreally.hatenablog.com

 

そんなわけで、今まさに英会話学校に通っていたり、オンラインで英会話レッスンを受けていたりする人たちは、ぜひ自主訓練時間をどう増やすかということを考えてみてください。レッスンはあくまでも訓練の成果を披露する「実戦の場」という意識を忘れずに勉強すれば、留学したり海外に住んだりしなくても、絶対に英会話力を上達させることができます。がんばりましょう!

 

「そういうつもりで言ったんじゃ....」と英語で弁解するには何て言えばいい?

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何か言ったとき、言ってしまった後に「あれ?ちょっと意図しない言葉で言っちゃったな」とか「なんか思ったのと違うふうに響いたぞ。きっと誤解されてる」と感じることってありますよね。あとは、売り言葉に買い言葉で言ってしまった後に「ごめん、今のは本当にそう思って言ったわけじゃないんだ、、、」っていう状況もありますよね。

もちろん日本語で話しているときですらあるわけですから、母国語でない英語ではなおさらのことです。そんなときになんと言って弁解すればいいでしょうか。下にいくつか例を挙げてみたので参考にして見てください。

言った言葉がちょっと意図した形とは違って発せられた場合に
"Well, that didn't come out right... Let me rephrase that. What I meant to say is...."
(いや、ちょっと違うな、、、言い直させてね。自分が言おうとしたのは〜) 

"What I just said didn't come out the way I inteded.... I just wanted to point out...."
(今言ったことは、僕が言わんとしたことじゃなくて、、、単に指摘したかったのは〜)

"Sorry, I didn't mean it. I have no intention to hurt your feelings or anything. I just..." 
(ごめん、本気で言ったんじゃないんだ。あなたを傷つけるつもりは毛頭ないし。わたしはただ、、、)

いかがでしょうか。あまりこういうセリフを実際に言うような状況になりたくはないでうよね(笑)ただ、言ったことを取り消すというか、ちゃんと弁明しなければいけないこともあるでしょうから(あとは相手がこう言うかもしれないので)、どう表現するかは覚えておいて損はないと思いますよ。

 

「イチャつく」って英語で言うには?

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日本語で「あいつら何イチャイチャしてんだよ」「外でイチャつかないでほしいよね」とか言うことや、口にしないまでも言いたくシーンはたまにあると思いますが(笑)、そういう時の「イチャつく」を英語で表現するにはどういう単語を使うのでしょうか。

たまに、「え?それって "make love" じゃないの?」と言う人がいますが、これはもう性的な意味合いを持つので簡単に言わないように(笑)英語で一般的に使われるのは、"flirt" という単語です。英語圏で住んでいた経験がない方はもしかしたら耳にしたことがないかもしれませんが、例文だと下記のようになります。

"Did you see them flirting over there? I totally didn't know they are so close..."
(あそこで彼らがイチャついてるの見た?あんな仲だってまったく知らなかったよ)
"He's been flirting with her since he started working here."
(彼はこの職場で働き始めたときから彼女とイチャついてるよ)
"She said that she was just flirting with him and didn't cross the line."  
(彼とはただちょっとイチャイチャしてただけで一線を越えてはないと彼女は言った)

どうでしょうか、イメージが湧いたでしょうか?

ちなみに、"make love" の他に、make を使った "make out" というイディオムがありますが、これもイチャイチャしてるときによく使われる言葉です。ただ、こう言う時は基本的にキス以上のことを行なっている状況なので、"They are making out." というと、もうそういうことですね(笑)一方で、"flirt" には必ずしもそこまでの行動を意味しないため(意味する場合もある)、一線を越えてない場合も使えます。

一応覚えておくと便利な表現ですね!

チョコレートケーキのことではない英語の "tops" ってどういう時に使うの?

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はい、もちろんこの "tops" は例のチョコレートケーキのお店とは何の関係もありません(笑) 

これは完全に口語でかつカジュアルな言い方ではあるのですが、日常的によく耳にします。きっとドラマや映画でも出てくると思いますが、どういう意味か知らない人にとっては、その字面だけでは意味を想像できないと思います。実はこれ、「最大で(多くて・長くて)」という意味です。"at most" と同じ意味ですね。

例文を見てみましょう。

"I should be there in 40 minutes, tops."
"It will take them two weeks to get the project finished, tops."
"Just give me 10 minutes, tops."  

こんな感じですが、文章で書いてもいまいちピンとこないかもしれませんが、会話中にさらっと言えるとかなりこなれた感じが出て、きっとそれを聞いたネイティブスピーカーも「おっ?」と思ってくれると思います(笑)

 

変わってる?怒りっぽい?偏屈?耐えられない?それらを英語で表現するには

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日本語では誰かのことを「あの人、ちょっと変わってるよね」と言う際に、その変わり具合を表現する言葉がたくさんあり、わたしたちは微妙なニュアンスを乗っけてそれらを使っています。

ただ、いざ英語で言おうとすると意外と言葉が出てこなかったりしますよね。今回はそういった表現をいくつか見ていこうと思います。

「変わってる」
different
例)He's a bit different. (彼ってちょっと人と違うよね)
 ※この"different" には必ずしもネガティブな意味はなく、わりとニュートラル(ポジティブな意味で変わってる場合も)に使っているのを耳にしますね。良い悪いじゃなくて、個性があるとか、尖ってる部分があるとか、そういうときにも "She's different in the way that...." みたいな感じで説明していくのもいいですね。

strange / weird / creepy
これらは基本ネガティブな意味で使われます。"strange"は「普通じゃない、不思議な」なニュアンスです。

"weird"はスラング気味な単語ですが、ちょっと気味が悪い意味での「変わってる」とか、社会不適合な行動が見られる際によく使う言葉なので、こう言われて褒められていることまずはないと認識しておきましょう(笑)

そして、"creepy"までいくと変わってるどころではなく、「異常」「変質者」の域に達してきます。ゾッとするようなレベルの場合なので、こういうふうに言われている人にはくれぐれも近づかないようにしましょう(笑)


「怒りっぽい」
short (ill, bad)-tempered / irritable / touchy / cranky / snappy  
こういった形容詞で表現されることもありますし、あとは文章で、
"He gets angry so easily." 
"He takes things personally and often gets offended."
"He gets pissed off a lot." 
などと表現することもできますが、とにかく無数に言い方があります。日本の英語の教科書だと、「短気 = short-tempered」で、それ以外のことを学ぶ機会があまりないと思いますが、実際の表現の幅や使用する単語はとても多いですね。

「意地悪」「イヤなやつ」「堪え難い」「頭おかしい」「人間のクズ」
mean / unpleasant / awful / ubnoxious / disgusting / unbearable / insufferable / *moron / *jerk / *fucker / *mother fucker / *son of a bitch
などなどいろいろありますが、「*」を付けた単語は使う状況を慎重に考慮した方が良いです(笑)
"awful" 以降は結構強めの不快感を示す単語なので使い方には注意は必要です。

というわけで、なかなかこういうネガティブな単語や表現を学ぶ機会というのは普通は多くはないと思いますが(英会話レッスンなどでこういう話をすることも少ないと思います)、ドラマや映画ではよく出て来ますし、若い人たちの日常会話の中には結構汚い言葉も頻出するので、自分自身は言わないにしても彼らが何を言っているのか理解できることは大切です。

みなさんもぜひこの辺も積極的に学びつつも、でもできるだけ言わないで済むような生活を送りましょう(笑)

 

「親が子の恋愛を引き裂こうとすると....」そんな状況を英語で言うには?

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"The harder we try to keep them apart, the more they’ll fight to be together. Just let it run its course."  
(私たちが彼らを引き離そうをとすればするほど、彼らは余計にくっつこうとするわよ。だから、ただなるように任せればいいのよ)

こういうシチュエーションは国を問わず世界中で毎日起こってそうですよね(笑)

もちろん、引き離されようとする二人は必死になって抵抗し、共通の敵に対して戦うことで余計に結束を強くしてしまうという、人類の初期からこれまで繰り返し起こっている現象ですが、今後もなくなることはなさそうですね。

ここれではもちろん、"The 比較級....., the 比較級...."(〜すればするほど、より〜になる)の構文は高校(?)あたりの英語の授業で習うものだと思いますが、今でもなんとなく覚えているという人も多いと思います。

一方、"run its course" というのは初めて見たという人も多いのではないでしょうか。これは、主語にあたるものが「その本来のコースをたどる」、つまり、それが自然の流れに進むということを意味します。

上記の例文では、主語にあたるのはこのカップルの「関係性」ですね。二人が今後どうなっていくか、その関係性に関しては、もうなるようになるしかないんだから、そのまま放っておきなさい、というアドバイスですね。

とはいってもなかなか黙っていられないのが親というものだとは思いますが(笑)、なかなか難しいものですよね。

 

 

「成り行きでそうなっただけだよ」を英語で言うと?

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例えばこんな状況を想像してみてください。

仲良しグループがいて、その中の3人くらいが別件で会う用事があり、その後成り行きでバーで飲んでたとします。そこに同じ仲良しグループ内の人がたまたま通りかかりました。3人が楽しそうに飲んでるのを見て彼は言います「おいおい、誰も連絡くれなかったじゃん?飲むんだったら誘ってくれよな」と。

"Drinks, nobody called me? Really?" 
(飲んでんの?誰も連絡くれなかったけど?マジで?)

"Dude, it was totally spur of the moment. We're just numbing the pain of our lives."
(いや、完全に成り行きでそうなっただけなんだよ。俺たちは単に人生の辛さを癒してるんだ) 

ここで覚えておきたいのは、"spur of the moment" という決まり文句ですね。とっさに、とか、その時の衝動でという意味です(計画してそうなったわけではない、ということですね)。 最近の言い方でいうなら「その場のノリで」ということになりますかね。

上記のセリフを別の表現で言うのに "Dude, we didn't plan on it." と表現することもできますね。ぜひ覚えて使ってみてください。