"Really"がうまく言えない

セルフラーニング英会話

実際の生活上で使えるフレーズや発音、個人練習の方法やコツなどを紹介

"relevant" を使ったこんな表現:「彼女がこの話にどう関係あるっていうの?」

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今回はやや感情的なフレーズを紹介します。

特に恋愛関係にある男女の中でよくある会話でもあると思いますが、何かのきっかけで口論などになった際に、ついうっかり元カレや元カノ、もしくは別の誰かが話に出てきたりなどして、「今その人関係ないでしょ!」なんて口にするようなシーンはわりとあると思います。

そんな時に、例えば "relevant" という単語を使ってこんなふうに言うこともできます。
(relevant の発音はわりと難しいので、ぜひ上のリンクからWeblioに飛んで発音を聞いて練習して見てください)

"How is she relevant to this conversation?"
(彼女が今の話にどう関係あるっていうの?)

この "she" と "this conversation" の部分をそれぞれ他の単語に入れ替えればいろんな会話の中で使えますよね。「それってこれとどう関係あるの?」と言いたい時はこのセンテンスを思い出してください。

ちなみに、この会話には続きがあります。

"Because she comes to this house every morning to remind you of what I’m not. She’s the fantasy. The hot woman that you work with every day with her manicured nails and her designer outfits. I am the reality. The wife who never wears makeup and whose clothes smell like a hamper" 
(だって彼女は毎朝この家あなたをピックアップに来る度に、あなたをハッとさせるのよ、私にはないものを持ってるってことを。彼女はあなたの理想の女性なのよ。きれいにマニキュアを塗ってブランドものの服を来て、毎日職場で会う魅惑的な女性なの。一方で私はあなたにとっての現実。メイクもせず服は洗濯物カゴみたいな匂いがしてる妻なのよ)

これは、毎朝夫を迎えに来る職場の同僚の女性と夫の関係を心配して、妻が夫に言うセリフです。まあ、毎朝迎えに来る異性の同僚もどうかと思いますが(笑)、これも「デスパレートな妻たち」からとってきたセリフです。

"She is the fantacy" と "I'm the reality" の対比がよくできてますよね。また、化粧をしているということを、"wear" を使ったりもするということも覚えておきましょう。

また、"the how woman" という表現が出て来ますが、"hot" というのは女性に対して言う場合は外見的に「セクシー」だという意味です。女性が男性に対して "He is hot" などと言う場合は、「ハンサム」だという意味であったり、対女性に使う場合と同じように性的喚起力のある身体(いい具合にマッチョだったり)をしているときなどにも使われます。ぜひ覚えておきましょう!

 

英語で忠告:「彼に会い続けると、変に期待させてしまうわよ」

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これは実際に「彼」の立場だと辛い状況ではありますが、想像してみてください。好きでもない(好きになれない)男性からの誘いでしょうがなく食事に付き合ったりしている女性に対して、別の女性がこんなアドバイスをします:

"Continuing to see him would give him false hope." 
(直訳:彼に会い続けることは、彼に誤った希望を与えることになる)

意訳でもほぼほぼこうなりますが、わかりますよね?現実の世界でも結構頻繁にあるシチュエーションだと思いますが、男女関係なくこういう状況には置かれたくないですよね。

ここでは "false hope" という言い回しを覚えておけば良いと思います。なかなか蘊蓄のあるセリフですね。

 

「ごめん、さっきはちょっと言い過ぎた」って英語で言うには?

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あとになって振り返った時に、「やっぱり、さっき言いすぎたかな、、、」とか「あんなことすべきじゃなかったよな」と後悔したことは誰しもありますよね。

そんな時、それを英語で表現するにはどう言えばいいでしょうか。「言い過ぎた(やり過ぎた)」だから "said too much (did too mcuh)" と言えるでしょうか?....さすがにそれだけでは正確に意味が伝わらなそうですね。

そんなシチュエーションを想像しつつ、いくつかサンプルを見ていきましょう。

"I'm not proud of what I did. I admit I was out of line." 
(自分がやってしまったことを反省してる。さすがにあれはやりすぎだったと思う)

"I didn't mean it, but I apologize for what I said." 
(本気で言ったわけじゃないの。でも言ってしまったことに関してはごめんなさい)

どうでしょうか。ぜひこの辺の表現は覚えて使っていただきたいですね。"out of line" はあまり馴染みがないかもしれませんが、文字どおり「線からはみ出る」ということで、つまりやり過ぎるとか言い過ぎるとか、すべきことを超えてやってしまう際に使う表現です。

あとは、"I didn't mean it." という表現も重要ですね。直訳的には「わたしはそれを意味したわけではない」と言っているわけですが、字面どおりのことを言いたかったわけではない、ということです。言葉としては言ってしまったけど、本気でそういう意味で言ったわけじゃないのよ、という状況でよく使う表現ですね。ぜひ覚えて使ってみてください。

 

"Whatever is going on with him" 彼はわたしたちの息子なのよ

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まず文脈を伝えておきますと、下記の会話は、自分たちの息子がゲイだということがわかって動揺した父親と、その様子を見て「とりあえず落ち着いて」と諭している母親の会話です。

"Whatever is going on with him, he’s still our son and we love him. It’s obvious how freaked out you are by the whole gay thing."

(彼に今どんなことが起こっていようと、彼はわたしたちの息子には変わりないし、愛してる。あなたが今回の一連のゲイ疑惑騒動でどれだけ取り乱しているかは明らかですけどね)

良いセリフですよね、「何があっても私たちの息子」。ちなみに、あまりご存知ない方のために言っておくと、アメリカにおいてもゲイ(同性愛者の総称で、女性同士の同性愛者を特にレズビアンとも呼びますが、ゲイは男性同士・女性同士どちらも含む総称として使えます)は全米的に理解・支持されているというわけではまったくなくて、東西の海岸沿い(特にカリフォルニア州やニューヨーク州)などの一部リベラルな層には認知され受け入れられているものの、少し内部に入れば昔ながらの保守的な層にはかなり差別されたり、ヘイトクライム(hate crime)の対象にもなったりもしています。昔の話ではなくて、現在においても、です。

実際、敬虔なキリスト教において同性愛はそもそも宗教上の罪なので、根源的に非難の対象になったり、「ゲイ = エイズ」というようなレッテルを貼られてしまったりもしていて、ゲイの人たちはアメリカにおいてすらもかなり苦難を強いられている現状は依然としてあります。

そういった背景から、上記の会話のように、息子がゲイだということが判明して父親がパニックになるようなケースは実際によくあるわけですが、パニックになるだけならまだしも、まったく受け入れられず激昂して絶縁状態になるようなケースもあります。そういった中で、上記の母親のように「それでも彼は私たちの息子に変わりないし、私たちは彼を愛してる」と言えるというのはリスペクトですよね。

 

さて、話は文法に移りますが、"What's going on?" というセリフは見たことがあるという人は多いのではないでしょうか?友達同士の会話にもよく登場しますが、「何やってるの?」「調子はどう?」「何か楽しいことでもある?」のようなかるい挨拶にも使われますし、字面通り「今何が起こってるの?」という意味でも使われます。

今回のケースでは、"with him" が付いてるのと、文頭が "whatever (= no matter what)" になっていることから、「彼に何が起こっているとしても」という意味になります。 

"freak out" に関しては以前のエントリー「"You are freaking me out!" ってどういう意味?」でも説明したとおりですが、「パニックになる」という意味です。このケースでは受け身で使っていて、"how freaked out you are" で「どれだけパニックになっているか(うろたえているか)」という意味になります。

"by the whole gay thing" というところは、「このゲイ関連のこと全体のせいで」ということで、つまりこれまでゲイ疑惑となる出来事や事件などがあった中で今回発覚したということがわかります。このセリフも確か、米国ドラマ「デスパレートな妻たち」からとってきたものだと思います。 

アメリカのドラマや映画は、こういうセンシティブ(sensitive)な話題も取り扱ってくれるので、そういうトピックを話すときにどういう表現や単語が使われるのかの勉強にもなって良いですよね。ぜひドラマや映画をうまく活用してくださいね!

(ぜひ下のエントリーも参考にして見てください)

sayreally.hatenablog.com

"I told you so" は常にネガティブな意味?その使い方と用例

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多くの人が一度は耳にしたことがあるであろうフレーズ、"I told you so"
意味も見たままで、「だから言ったでしょ」ということなわけですが、これを言う際のシチュエーションを考えてみてください。基本的にあまりハッピーな状況で使うことが多くないですよね。

大抵の場合、事前に忠告したのにそれを守らずに何かやって失敗し、その後に「だから言ったのに、、、」と言われるパターンですから、英語においても同じようにネガティブな意味で使われることが多いフレーズです。よく、"I" を省略して、"Told you" とか "Told you so" と言われたりもします。

とはいえ、ポジティブな意味で使えないわけではなくて、たとえばこんな例もあります。

A: "I did it! I managed to pass the final exam!"
 (やった!最終試験なんとか通ったよ!)
B: "Told you so. Congrats!"
 (だから言ったじゃん。おめでとう!)

これはどういうシチュエーションかと言うと、Aさんが最終試験に受かるかどうか不安でハラハラしてたときに、Bさんが「あれだけ勉強したんだし、Aは絶対受かるよ。大丈夫、いける!」と事前に言ったことを想像してください。そして、試験結果を受けて、「ほらね、大丈夫だったでしょ?」という意味で "Told you so" と言ってるわけですね。こういう場合にも使えるということです。

あとは、こんな夫婦の会話はどうでしょうか。

夫: "You have a strong sense of what is right and you’re not afraid to act on it. I admire you for that."
(君は何が正しいかということに対して鋭い感覚を持っているし、それに基づいて行動することを臆さない。すごいことだと思うよ)

妻: "You know what I admire you for? You always find a way to compliment me when you could say, `I told you so.`”
(私があなたのどんなところがすごいと思ってるか知ってる?あなたはどんな時でも私を褒めるポイントを見つけてくれるところよ。「だから言ったでしょ」で済ませてしまうことができるときでさえもね)

なんという夫婦でしょうか。こんなふうにお互いをリスペクトし言葉にして伝え合える夫婦は素敵ですよね。自分で書いていて会話自体にジーンとなってしまいました(笑)これは確か、米国人気ドラマ「デスパレートな妻たち」のワンシーンからとってきた会話です。

日本の夫婦間ではあまりこういう会話がされているイメージが湧かないですよね(笑)思っててもこういうことをなかなか伝え合えないのが伝統的な日本の夫婦イメージですよね、最近はずいぶん変わってきているとは思いますが。

 

 

「ゼロ」って言っても通じませんよ?/日本人が苦手な発音 #4

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今日は、意外とノーマークな "Z" の発音に関して書いてみようと思います。

というのも、先日同僚とZの発音の話になった際に、「え?Z(ゼット)は簡単でしょ?例えばシマウマはゼブラ(zebra)でしょ?」と言われて、ハッとしたわけですが、たしかにカタカナだとシマウマはゼブラです。

....ですが、英語は全然違います!まずはいつもどおりWeblioで発音を聞いてみましょう(笑)どうでしょう? ゼブラと言ってないのがわかりますよね?カタカナで表記するのであれば、「ズィーブラ」ですよね?そう、この「ズィ」発音を日本人の多くは「ゼ」や「ジ」だと思ってしまっているんですね。

下記の単語はいかがでしょうか。

zero(ゼロって言ってませんか?)※ zero は結構会話中でも使うので要チェックです
zipper(ジッパーって言ってませんか?)
zip code (ジップコードと言ってませんか?)
zealous(ジーラスと言ってませんか?)
zippo(ジッポと言ってませんか?)

もうおわかりでしょう.....これらはすべて「ズィ」発音なんです!ぜひそれぞれWeblioに入れて聴いてみていただければと思いますが、この違いをちゃんと体得しないといけないですね。

ぜひ今回のエントリーと合わせて、以前のエントリー「She? それとも Sea? /日本人が苦手な発音 Vol.2」も参考にして観てください。「シー」と「スィ」の違いも把握していない方も意外と多かったりするので、この辺はこの機会に徹底的に練習してマスターしておきましょうね!

 

良い噂と悪い噂、どっちの方が早く広まる...?

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今日はまずこんな例文を見ていきましょう。米国ドラマ「デスパレートな妻たち」の中で出てきたナレーションの一部です。

"It's said that good news travels fast, but as every housewife knows, bad news moves a bit faster."
(良い噂はすぐに広まるとよく言うが、主婦たちがよく知っているように、悪い噂はさらに早く広まるものだ)

実際そうなのかどうかは置いておくとして(笑)、蘊蓄のあるセンテンスですよね。

ここでは "news" をあえて「噂」と訳しましたが、これは実際のニュースというよりは「知らせ」という意味で使われているのと、その後に主婦が出てくることもあって、「噂」にした方がより自然かなと思いました。

"It is said that〜"は義務教育の英語でも習いますが、「(一般的に)〜だと言われている」ということですね。同じ意味で、"They (people) say that...."を使うこともあるので一緒に覚えておいてください。

あとの部分は文法的には特に問題ないかと思います。強いて言うなら、前半の部分では"travel"という動詞を使い、後半では"move"を使って繰り返しを避けているあたりは「なるほどね」と見ておいてもいいですね。